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日本サルコペニア・フレイル学会  

ご挨拶

第5回日本サルコペニア・フレイル学会大会 
大会長 飯島 勝矢
(東京大学 高齢社会総合研究機構 教授)

 

 この度、第5回日本サルコペニア・フレイル学会大会を開催させていただくことになり、大変光栄に存じます。これもひとえに皆様のご支援によるものであり、心より感謝申し上げます。

 世界の多くの国々が高齢化に向かう中で、我が国日本は様々な分野で世界のフロントランナーであります。言い換えれば、我が国日本が人間の老いというものに対してどのように向き合い、そして対応策を講ずるのか、世界が見ております。また、一方で、フレイルおよびその最大の要因とされているサルコペニアへの関心が急速に高まっております。老年医学をはじめとする医学分野においては、フレイルやサルコペニアの重要性が認識され、世界で様々な研究が進んでおります。それこそ、学会でも頻繁に議論されるテーマになりました。新聞やテレビなどのメディアでもどんどん取り上げられるようになり、地域や一般住民の間にも着実に浸透しつつあります。

 しかし、医療専門職だけではなく、国民への周知のレベルはまだ不十分です。健康寿命の延伸は我が国の国家的課題であるどころか、人類全体の願いです。フレイルやサルコペニアを軸とするより質の高いエビデンスを蓄積し、言葉と概念をより広く、より深く浸透させ、フレイル・サルコペニア予防の気運を高めるような運動論(ムーブメント)に展開させることが求められています。そのために、本学会の果たすべき役割は非常に大きいと感じています。

 本大会のテーマは、“フレイル研究のさらなる飛躍 -From Bench to Community-”です。基礎から臨床、そして地域に至るサルコペニア・フレイル研究の最新の知見が集まり、課題解決に向けた議論が学際的かつ飛躍的に深まる「場」にしたいと考えております。サルコペニア・フレイルの診療ガイドラインやオーラルフレイル、サルコペニア・フレイル指導士等の最新のテーマから、二次性サルコペニアや栄養、ロコモ等のお馴染みのテーマに至るまで、魅力的なスピーカーによる多彩なシンポジウムや講演を企画しました。馴染みのないテーマにも是非積極的にご参加し、学び、新たな交流を深めて頂ければと願っております。そして、きっと新たな発見があると思います。本大会が、ご参加いただく皆様の飛躍に役立つとすれば、それ程嬉しいことはありません。

 お一人でも多くの方にご参加いただき、思う存分議論し、熱い想いを分かち合えることを、心より楽しみにしております。11月の御茶ノ水にて、皆様のご参加をお待ちしております。

平成30年5月吉日

 

©The 5th. Annual Meeting of Japanese Association on Sarcopenia and Frailty. All Rights Reserved.